たぶん、それが愛

 

愛とは

他人を思いやる心、たぶんそれが愛

なのでは?

私は「町田くんの世界」から、そう受け取りました。

 

 

※ネタバレ注意です

私の応援している少年忍者の川﨑皇輝さんが主演を務める「町田くんの世界」を観に、シアタークリエに2度行ってまいりました!良かったです。

 

舞台のセットはカラフルで、枠に貼られている色のパネル?が反射してとても綺麗でした。座席によっても見方が変わって面白かったです!

一回目は2列下手で表情や動きは間近で観れた。こんな近くの席初めてだったから嬉しかった!二回目は最後列上手で全体像を観れた。さすがに前列だと首が痛くなるけど、それ以外はどちらも素敵な席だったな!

 

最初ウォーミングアップから始まるのが驚いた。楽器のチューニングがあるように、演者さんにもそういった時間があって、それを見せているのが面白かった。

あと、弟妹たちはクッションに演者が声を当てているのも面白かったな~!けいごくんとしおりちゃんのやり取りが可愛かった。吉野圭吾さんと礒部花凜さんは他にも先生と生徒役もしてたりして、他の場面でメインとは違う役回りを皆さんしているのも興味深かった。皇輝くん(町田くん)以外アンサンブルとして世界をクリエイトしていってるんだと思った。

そうか、皇輝くんが町田くん役のみであるのも、セットを回さないのもこれは町田くんが見る世界だ、ということ表していたのか?

 

 

さて、タイトルにもある通り、私は町田くんの世界で提示されるものの中から一つ、「」について考えてみた。

恋については、私にはまだ難しくて疑問が残ったりして、すんなり受け入れることは厳しかった。愛と恋、時に混ざり合う感情を分けて考えられるのだろうか。町田くんが見つけた恋はどこから来たのか。恋とは一体。。と、私はすぐその理由[なぜ]が頭に浮かび、疑問や違和感がぐるぐる🌀と巡っていた状態。このままでは思考の切り替えスイッチが見当たらない。だから舞台を観て私なりにハッキリしたことだけ書いてみた。

 

それはについて。

町田くんは人を愛し、愛されている。初めは町田くんはそれに気付いてないけど。

最初町田くんが人に与える愛は、人に優しくすることだと思ってた。まぁ愛を持って人と接することで、結果的に優しい人物としてはあるのかも。

 

じゃあその愛とは?

それは 他人を思いやる心

たぶんそれが愛なんじゃないかって。

 

それが具体的に提示されるのは、「世界は悪意に満ちている」のシーンだと思う。

町田くんが《ひとりじゃない、誰もが傷ついてもがきながらも頑張ってるから世界は美しいんだ(要約)》と世界の美しさや彼の夢・願いを歌うシーンからガラッと切り替わり、「世界は悪意に満ちている」と険しい表情で歌う吉高(よしたか)という男性が登場する。

仕事では怒られ、お付き合いしている女性とも上手くいかず、ため息ばかり。そうした世界を悪とし、何もかも嫌気が指した時に電車に乗っているところに町田くんと猪原さんの2人を吉高は目撃する。途中まで楽しそうに話していた2人だが、ある写真を見た猪原さんは泣き出して電車を降りてしまう。すると町田くんが突然立ち上がる。

吉高は、周囲の視線を感じてその場に居たたまれなくなったから町田くんが席を立ったのかと思っていた。が、妊娠している方に席を譲った町田くんの姿を見た吉高は、自分は周りが見えていなく、思いやりが自分に足りなかったんだと我に返る(要約してます)。そしてまた次のシーンに切り替わる―――。

 

ここが一番、一般人というか私も同じ目線で観れた気がする。そこで私も気づく。

誰かのことを大切に想うこと思いやるその心それが愛だと。町田くんの世界ではそう表現されていたと私は受け取った。

 

そうか、思いやりの心か。じゃあそれを踏まえると私なりの愛って、何だろう。

猪原さんのことを考えてた時に、私は猪原さんにとって安心できる居場所が見つかりますように、と思った。それと同時に今はもう離れ離れになってしまった友人たちにもそう同じことを思ったんです。安心できる場所、自分を偽らなくていい世界があるといいなって。

 

猪原さんや今まで出会った私の友人たち含め、誰かにとって安心できる場所がありますように、と願うことは私なりの愛なんだ。そういった愛なら私も持っている【=わかる】と気づく。

 

この時に私は、愛ならわかるんだとハッとした。今までのグルグル🌀してた何かが少しだけ解消された気がする。

 

全てわかるなんて難しいから、ゆっくりいこう。

私自身にも寄り添い型でいこうじゃないか。少し解釈に無理矢理感が出てしまっているが、私個人の感想なのでこれで良いのです。

 

私は町田くんの世界に出会って、世界は見違えていくんだと思った。これからも私が暮らす場所は同じなのに何かが違う。劇場は魔法の場所だな。劇場に吸い込まれて舞台を浴びて、外に出た時はまた新たな気づきが生まれていく。同じ空の下なのに初めて観たあの時、空は優しいあおで泣きそうになった。

 

最後に、皇輝くんの座長としての姿を見れて良かった。本当に良かった。これがまた君にとって大きな転機になっていくのだろうと思った。そう思ったら私、、もっと頑張らなきゃってなった。辛くても、君のあの清々しい堂々とした顔を思い出せばなんでも出来る気がする。なんでもはおかしいけれど、本当になんでも出来る気がした。

カーテンコールで、君の姿に鼓舞されていると感じたあの瞬間。いつのまにか皇輝くんが私にとって大事な存在になっていることに気が付いた。

今までもそういったことはあった。でも舞台に居る皇輝くんの姿を見て確信した。アイドルと私の関係値を再確認した。やっぱり君は私の憧れだけど、それ以上に元気づけられる存在になっているんだな。その距離感が私の感覚の中でしっくり来てとても心地よかった。

 

改めて町田くんの世界・町田一役、主演おめでとう!そして東京千穐楽お疲れ様です。大阪 初日~大千穐楽まで駆け抜けられますように!

そしてこれからの皇輝くんのご活躍をお祈りしております。